LIFE STYLE OF HAPPINESS

カナダでの生活情報や、英語学習、ライフスタイルなどを発信していきます

La Ronge

first nationsに対して、偏見や差別は持ちたくないです。

彼らは過去にキリスト宿学校にて教育を受けるものの、教師などからさまざまな虐待を受けていたという事実があります。逃れようとした子ども達は森へ逃げるも、今現在も行方不明だそうです。政府はこれに対して、正式に謝罪しています。

First nations達は、働く人もいれば、そうでない人の方が多いのが現状らしいです。なぜなら、政府は彼らに経済補助、住宅提供をしているからです。働きたくても彼らを雇いたくないと考えているカナダ人もいるので、複雑な社会問題が背景にあります。

彼らのことや、カナダの歴史についてもっと知りたいという好奇心がこの時私の中で芽生えました。冒頭にあげたように、偏見や差別は持ちたくないので、正しい情報を見極めて、事実をしっかりつかみたい。(ジャーナリスト気取り。。)

私たちの最終目的地(当初予定)La Rongeの情報を得たかったので私は、現地の役場が運営しているwebサイト、治安状況、La Rongeにまつわるニュースを調べていきました。すると、First nationsがお酒やドラッグにおぼれ治安が悪かったり、夜11時以降は未成年者は外出禁止、犯罪の匂いしかしない情報が出てきて、私は一気に不安に。。。

そんな大きな不安を抱えたままLa Rongeに到着!

道路はオフロード、浮浪者に見える人々がうろうろ、ここは発展途上国?私はすでにここは来る所ではないと思いました。スーパーはco-opというwalmartに似たのが1軒、あとは小さなコンテナの怪しげなスーパー、気になる方はぜひグーグルマップで見てみてください。ほんとに何もないです。

車を止めて、彼は一人建物の中へ。お店の前には5,6人の原住民がたばこを吸っていて数人が立ち入れ替わり、昼間からお酒とVLT(Video Lottery Terminal)スロットマシーンをしていました。一人、車の中で彼が来るのを待っていたのですが、車中でも安心できず、すぐ目の前に彼らがいるので、ドアを開けられて誘拐、強盗にあったらどうしようと怯えていたのですが、何やら視線を感じるなと横をみると隣の車の中から私をじーっと見ている男性が・・早く戻ってこーーい!!(彼にイライラ)と強い念を送り続けていました。それでも彼は戻ってこず、電話をかけても出ず、何か事件に巻き込まれた?!すごく心配になってきたのですが、ここでさらに問題発生。ドライブ中ずーっとトイレに行くのを我慢していて(道中にあるトイレスポットはほんと汚いし、数が少ない)、もう限界に近づいていました、、しびれを切らし、勇気を振り絞っていざ!私もお店の中へ。トイレを貸してほしいと伝え、店内が薄暗くてどこにあるかわからずうろうろしてたら、案外優しく教えてくれてほんの少し安心。でも①用を足す、②彼を見つける、③車に戻る、までは油断できない。とりあえずミッション①クリア、自分の身の確保のため続いて③を遂行。そして彼に再度電話。すると何事もなかったように彼が運転席に戻ってきました。??めっちゃ怖かったんやけどーー!!と彼に怒りと不安をぶつけ、白人の住むエリア、RCMP(Royal Canadian Mounted Police)の近くの宿へ急行。

何度も言いますが、偏見差別はしたくないです。ただ、ここでみた原住民たちはまともに会話ができない。酒に溺れ、薬漬けで平常ではない。彼らの気が動転したら何をされるかわからない。実際は何もされませんでしたが、宿の受付に観光するようなところはないか聞いたら、必要最低限の外出以外はしない方がいいと言われました。こ、こわい。そして私たちは宿がシェルターの役割を果たしているので引きこもっていました。

こんな体験は人生の中で初めてでした。

原住民は政府あるいはカナディアンに尊重された存在として認められていると思っていたのですが、現実は目の上のたんこぶのような存在として扱われ、原住民は働かずお酒、ドラッグの日々で、私の頭の中はこんがらがってしまいました。原住民の習性や、彼らの文化を更に知る必要があり、政府が彼らのためにどんな取り組みを行ってきたのかなどもちゃんと知りたいと考えるようになりました。

原住民が事件に巻き込まれているニュースも多数読みました。特に原住民の女性が被害に逢っていて、レイプされ殺されたり、行方不明になっています。また警察による、犯罪もあります。警察が彼らをレイプや暴行しても、警察は罪に問われません。なぜなら彼らが原住民だから。原住民によっては、国に登録していない人もいるので、カナダでは存在しない人物なのです。

長くなりましたが、原住民と政府の問題についてまだまだ気になるので今後また記事にしていこうと思います。私は原住民の文化を象徴します。彼らは被害者であると思います。教育を受け、彼らの文化を引き継いでいる原住民もいます。このLa Rongeを訪れていなければ、私はこんなにも関心を持たなかったかもしれません。なので今回貴重な体験ができてよかったです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

もし何か原住民について知っていることがあればぜひ教えてください。

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La Ronge 宿の裏庭にて。唯一ここでのお気に入りの場所